月刊 En-ichi の back nnumber 2013年7・8月合併号【№277】〜12月号【№281】の<今月の焦点>、サンプル画像、また、ダウンロード出来るスキャニングPDF版サンプル(全ページ)をアップしましたので、是非ご覧ください。
画像をクリックすると、今月の焦点一覧ページが開きます。
近日中に2013年版のバックナンバーをアップする予定ですので、ご期待ください。
去る6月12日、民生委員・児童委員課題別研修に参加させていただきました。
言葉は何度も耳にし、その意味するところも多少は知っているつもりでしたが、改めて学んでみると知らないことばかりでした。先ずはよく知り、よく理解し、心から受け止めることが大切だと感じました。
●概要
日程:2013年6月12日(水)
会場:彩の国すこやかプラザ 2階セミナーホール
参加:192名の予定で147名の参加
講義:発達障害に関する基礎知識
内容1)午前の部 10:30〜12:20
発達障害全般および自閉症・アスペルガー症候群・注意欠陥多動性障害(ADHD)・学習障害(LD)等についての講義・DVD
内容2)午後の部 13:20〜15:30
前半:発達障害の子どもたちが日常生活で困っていることとその解決(講義)
後半:ちょっとだけ演習(頭の体操)
さいごに:あらかじめいただいた質問に回答
●まとめ
発達障害は生まれながら、あるいは発達の初期の段階で生起し、原因は微細脳機能障害であり、家庭環境、教育環境、あるいはしつけ等によって出現する障害ではない。
【特に、自閉症は命名者の論文で親の養育態度が原因とされたが、後に因果関係は否定された。】
そのため、風邪が治るようにはその障害が治ることはない。但し、周りからの適切な支援によって、そうした障害特性を抱えながら適切な社会適応をしていくことが出来るので、理解することが大切。
発達障害は、視覚障害や聴覚障害、身体障害とは異なり、一見すると両親であっても、あるいは本人すらその困難の理解がなされていないことが多い。そのため、やる気がない、怠慢、努力が足りない、わがまま、自分勝手、親のしつけがなっていない、などと誤解され、本来であれば防止できたであろう二次的障害(※)が生じてしまうことがある。
注意すべき点は、保護者から不良な養育を受けたことが理由の心理的な環境要因や教育が原因となり、児童が発達障害児と同様の行動パターン(行為障害、反抗性挑戦障害)を見せる事がよくあるが、それは発達障害には含めない。その場合は、医療により、あるいは、環境を変える等により、治癒することも出来るので、適切な対応が必要。障害の診断は小児科医等の医師に限られる。
※二次的障害について
LD、ADHD、高機能自閉症等のある児童生徒等は、知的発達に遅れが認められず、全体的には極端に学習能力が低いことはないため、認知や行動上の特性が障害として気付かれなかったり、認められなかったりする場合が多く見られます。そのため、必要な支援が受けられないばかりでなく、「やる気がない」「努力が足りない」などと非難や叱責を多く受けるなど、全般に厳しい見方をされてしまいがちです。その結果、自信や意欲を失ったり、自己評価が低くなったりして、本来ならできることも困難になってしまうなどの二次的障害が生じてきます。
<独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所 公式サイトより>
●参考
二次的障害について
http://www.nise.go.jp/cms/13,987,51,210.html
厚生労働省パンフレット「発達障害の理解のために」
月刊En-ichi(圓一)の目次ページには、今月の焦点として3~4つの記事のワンポイントが書かれています。
2011年に発行された月刊En-ichi(圓一)の総ての「今月の焦点」は、コチラ「月刊 En-ichi 2011 <<< 今月の焦点 >>>」でタイトルを一望できます。移動したページでは、表紙画像をクリックされますと、各号「今月の焦点」のワンポイントはもちろん、記事全文(PDF)をご覧になれます。
2012年に発行された月刊En-ichi(圓一)の1~5月号の「今月の焦点」は、コチラ「月刊 En-ichi 2012年1月号~」で、各号「今月の焦点」のワンポイントと、記事全文(PDF)をご覧になれます。
これら、これまでホームページに記してきた「月刊 En-ichi『今月の焦点』ワンポイント」に2012年6月号~最新号のものを加え、botでツイートするようにしています。
もし、これはと思われた「月刊 En-ichi『今月の焦点』ワンポイント」がございましたら、是非、こちらのホームページにて全文をお読みください。
2012年6月号~最新号の全文掲載に関しましては、有償会員への配慮から、時期を遅らせて掲載するようにしていますのでご了承ください。
※「月刊En-ichi」は、発行元の許可をいただいて掲載しています。
しばらくお休みしていた月刊 En-ichi back number のご紹介。
再開します。
ここのところ、Facebookばかりやっていましたが、 いよいよ本サイトとFacebookとの連携を模索していきます。機動に乗るまでは多少時間がかかると思いますが、お許しください。
昨年の4月号から掲載していませんが、先ずは本年1月号から。
間の分は、準備して、月刊 En-ichi back number コーナーに掲載する予定です。
ブログとして掲載するときはJPEGファイルで、1)表紙 2)目次 3)巻頭言 4)裏表紙 の4ページを掲載し、月刊 En-ichi back number コーナーに掲載する際には、これまでと同様、全ページをPDFで掲載し、ダウンロードして読めるようにと計画しています。
但し、PDF版については、新刊の発行時期に対し、3~4ヶ月遅れての掲載を予定しております。
※画像をクリックすると拡大表示できます。
「軍国主義を助長した修身を復活させてはならない」などの反対理由から、道徳教育が正式な教科とはならずに見送られてきたといいます。
1970年の1万1765人をピークに交通事故による死者数がうなぎ上りに増え続け、かつて“交通戦争”と言われた時代もありました。しかし、2012年は4410人と過去12年連続で減少しています。
交通事故による死者数が減少する一方で、自殺者数は2012年には2万7766人と3万人を下回ったものの、これは実に15年ぶり。統計上、自殺として扱われていないケースも含めると、その実数は10万人という見方もあると聞いたことがあります。
日本では銃弾が飛び交う戦争は行われていないものの、過去35年間で100万人近くもの人々が自ら生命を絶ち亡くなっています。
一方、一昨年、国王のご来日と国民の95パーセントが「自分は幸福」と感じていると云われ話題となったブータン王国。私たちに幸福とは何かと考える良いきっかけを与えてくれました。
「道徳の教科化」によって教育現場や親や子がどのように変わり、果たしていじめが減るのか否かはわかりませんが、「生き方の座標軸」を提示することで、「生きるとは」「幸福とは」等と真摯に向き合い、本当の幸福へと歩を進めるきっかけになるものと期待します。
日本人が置き去りにしてきてしまった大切なものを取り戻して、しあわせの国 日本 を実現したい。
桑田真澄氏の体罰反対熱弁。非常に説得力のある話を聞くことが出来ました。
本物のスポーツマンであり、人格者だと改めて敬服しました。
このような意見が当たり前に言える世の中になって欲しいと思います。
現場での指導者に対する要求が高次元的になる分、指導法の研究や研修、そして豊富な経験が求められることになるでしょう。
対応が追いついていけるか否か、心配もありますが、爆発的に普及しているソーシャルメディアを駆使しするなどし、良い情報を共有して、現場の刷新が図られることを願ってやみません。
教育現場での指導者に対する保護者からの過度な要求も取り沙汰されていますし、生徒どうしのいじめ問題も解決の兆しも見出せません。これを期に、スポーツ指導の体罰問題に限らず、教育現場の更なる見直しに本腰を入れていただいきたいと思う今日此の頃です。
スポニチ [ 2013年2月3日 06:00 ]
大阪市立桜宮高校の体罰問題を受け、市教育委員会が2日、同市内で元巨人の桑田真澄氏(44)を招いて教職員向けの研修会を開いた。報道陣には非公開で、桑田氏は暴力指導は、戦前の軍隊教育を引きずっていると指摘。熱弁に耳を傾けた橋下徹市長は、「開眼させられた。暴力指導は兵隊養成だ。絶対根絶する」と述べた。
講演後の会見で桑田氏は「スポーツマンシップとはどうあるべきかを話した」と説明。体罰について「ダメなものはダメで、論理なんていらない。仕返しをされない絶対服従の中で行われる。一番ひきょうだ」と力説した。
米大リーグで選手だった06~08年に現地の学校を訪問したエピソードを披露。「怒鳴る、殴るは一切なかった。伸びやかに、ゆったりと野球をしていた。その中からメジャーリーガーが出る。体罰がなくても素晴らしい選手が育つという証だ」と撲滅を訴えた。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/02/03/kiji/K20130203005115660.html
私が世田谷の学習塾で塾長兼講師として勤めさせていただいたとき、講習会での塾生を対象とした教材として、知識の伝達にとどまるのではなく、モチベーションアップにも繋がる何か面白い読み物はないものかと探して出会った本がこれです。
講習では、私が朗読し、塾生は本を手元に置き字面を追い黙読するパターンと、塾生に順番に朗読させるパターンとを併用しました。
教科書や塾の一般的なテキストではない書物を読むことを通して、ものの見方や考え方、更には人の生き方や人生の目的に至るまで、自分自身の血肉となる深い内容について学ぶことの楽しさ奥深さを体験させました。
数年後、家業を継ぐために実家に戻りましたが、自分自身の子どもたちが小中学生になった時に、夜の反省会で読む教材としても使用しました。(※この、夜に子どもたちと行なう反省会のスタイルは、実は百瀬先生が提唱される「家庭ゼミナール」からヒントを得たものです。)
果たして、その効果はというと、肯定的なものの見方考え方や主体性を持たせることには成功した様に思います。
もちろん、『君たちは偉大だ』に加え、他にも船井幸雄先生が書かれた『13歳からのシンプルな生き方哲学』やロン・クラーク先生が書かれた『みんなのためのルールブック ―あたりまえだけど、とても大切なこと 』など、様々な書物を教材として使用したりもしましたが、小学生でも本質的な内容に目を向け、受け止めることが出来るんだという考えを持つきっかけを与えてくれたのは、他ならぬ『君たちは偉大だ』なのです。
飽きっぽく横好きのタイプは同様の趣旨の本をあれこれつまみ食いをしてみるのも良し、根気強いタイプならばこれならこれと一冊に絞り、何度も何度も繰り返し繰り返し読み込んでいくのもまた良しかと思います。
ここのところ、体罰問題で教育に強い関心が寄せられていますが、動機付けをするツールとして、この本は有効だと思い、紹介させていただこうと思い立った次第です。
● 百瀬創造教育研究所の公式サイト