プロフィール


1960年埼玉県羽生市に生まれる

学歴:羽生市立羽生小学校・羽生中学校卒、埼玉県立不動岡高等学校卒、武蔵野美術大学造形学部建築学科卒、武蔵野美術大学大学院デザイン専攻建築コース(中退)

座右の銘:至誠感天 家和萬事成


 幼少の頃は、トイレも台所も共同のアパートに住み、お風呂は銭湯に通う、大変貧しい生活でした。人の好い父が保証人になって背負った莫大な借金により、全てを失っての極貧生活となってしまったためでした。

 

 しかし、それでも、心の温かい両親と肩を寄せ合って暮らし、心優しい友と戯れ、熱心な学校の先生から学ぶ日々は、本当に幸福で満ち足りた毎日でした。

 

 高度経済成長期の時代となり、父の仕事も波に乗ったお陰で、一転して我が家は何不自由の無い生活となり、大学にも進学することができ、学生時代は美術大学で建築を学びました。


 専攻の動機は、家業が不動産業だったために建築を学んで家業を守り立てたかったこと。また、姉がデザイナーズスクールに通っていた影響を受けたのでしょう。工学部系ではなく美術大学の造形学部系の建築を学び、デザイン性に富んだ建築を設計したいという強い思いを抱くようになったためでした。

 

 様々な建築設計課題に取り組むうちに、住宅に惹かれるようになりました。研究を重ねていくと、いつしか建物よりもそこで暮らす人、特に家庭に関心を持つようになりました。更に、コミュニティとプライバシイに関心が移行しながらも風呂敷を広げ過ぎた感があり、4年間の勉学では何か納得が行かず、修士課程へと進みました。

 

 その後、建築を学びながらもくすぶる私に転機が訪れました。何気なく受講することとなった教育哲学のゼミの時間に、宮城教育大学の学長をされた林竹二先生について学ぶ機会を得、教育とは何かについて、深く考えさせられました。

 

 林竹二先生の著書、『授業・人間について』『教えるということ』『学ぶということ』などを読むにつれ、人間教育の重要性を知りました。

 

 人間とは何か、人生とは何か、家庭とは何か、幸福とは何かを熟考するうちに、住宅そのものよりもそこで暮らす人が大事だろう、「住」という漢字は「人が主」と書くではないか、とますますその思いは強くなりました。更に、人が幸福を得るには何よりも教育が大事という結論に至り、以来、建築の道は捨て、修行とも求道とも言える、人の生き方について共に学ぶ道を歩むようになりました。

 

 専門的な知識を増やして頭でっかちになることよりも、実生活の場で活かせる豊富な体験を積むことに視点を置き、様々な哲学書や宗教書等を読み漁りながらも、任意団体や宗教法人でのボランティア(奉仕活動)に打ち込み、時にはアドバイザーとして、共に悩み共に考え、共に人生を見つめ魂を磨くお手伝いもさせていただきました。

 

 28歳からは進学教室の教室長兼講師を務めました。塾というものは、教え方が悪く成果が出なければ、すぐにでも退塾や転塾をされてしまう運命にあります。生徒一人一人に真剣に向き合い、課題を明確にし、更に、お母さん方ともじっくりと面談を重ねました。

 

 その結果、親子の絆が子供の生きる力に大きな影響を与えることに気づきました。そして、それこそが学習意欲の原動力だと知ったのです。

 

 父の70歳を機に、多くのことを教えられた職場と人々に別れを告げ、故郷に帰り家業を継ぎました。

            My Family
            My Family

 一年後、家庭を築いて新しい人生をスタートし、今では4男4女の父親となりました。

 

 その間、商工会青年部や青年会議所の仲間に恵まれ、多くのことを学びました。それから、PTA活動のお誘いをいただき、微力ながらもお手伝いをさせていただきました。現在は、これまでの経験を活かして、地域に奉仕する民生・児童委員を仰せつかっております。

 

 そうそう、大家族はいいですよ。 本当に!

 苦労は人一倍どころか何倍もありますが、その分、喜びも何倍もあります。 いや、喜びは無限大です!!

 

 刻一刻と深刻さを増す少子高齢化・人口減少社会に対して、自ら大家族を築いての挑戦! というわけではありませんが、とにかく、周りのみんなが暖かく見守ってくださいます。

 それが、何と言っても嬉しいですね。

 

 時代は刻々と変化しております。気が付けば古臭くなってしまった考え方もあれば手法もあります。しかし、時代は変わろうとも、依然として輝きを放つ考え方や手法もあります。

 

 生涯勉強と自分自身を戒めながら、より多くの人からより多くのことを学びたいと思っています。

 

 全く同意見の気の会う方とのお話は楽しくなります。また、時には全く正反対の意見の方と口角泡を飛ばしてとまではいきませんが、議論するのも新しい気づきを与えていただけます。

 

 くどくなってしまいました。

 

 このサイトを訪れてくださった方の中で、たとえ一人でも、有益だったと思っていただけたなら、このサイトを作って良かったと思えることでしょう。

 

 その一人の方と出会える日を楽しみに、今日も頑張れます。

 

平成23年4月

管理者:羽鳥秀樹


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