家庭で行う道徳教育

 三年前の8月、野口芳宏先生の著書『日本の美しい 言葉と作法 ー幼児から大人までー』を紹介させていただきました。(記事は、書籍画像をクリックでジャンプします。)その後、家庭ゼミナールでの道徳教材として、子ども達と一緒に音読をし、学習に活用させていただきました。

 今年になり、我が家の一番末の子も小学一年生となり、だいぶおませちゃんになってきましたので、家庭ゼミナールの時間も家族揃っての楽しいひと時となってきました。

 昨年、知人から、心に刻む言葉を筆ペンでなぞる、「心(へ)の書写」を教えていただきました。これなら小さい子どもとでも一緒にできると思い、同じ様な方法で野口芳宏先生の著書『日本の美しい 言葉と作法 ー幼児から大人までー』を学ぶ教材を作ってみました。

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 それがコレ(画像)です。

 実践する際にはポイントが5つあります。

  1. まず、心を落ち着かせ、姿勢を正します。
  2. 次に、左側の枠の中の文を、文意に留意しながらみんなで声を揃えて音読します。◆のところは先導者が書籍の更に深く触れた一文を音読します。
  3. 右側の毛筆の部分を三度、文意に更に深く留意しながら、みんなで声を揃えて音読します。
  4. 右側の毛筆の部分を便箋の下に敷き、筆ペンでなぞります。その際、便箋は自分自身の心だと思いながら、文意を心に刻み込むイメージで行ないます。
  5. 書き終わったなら、各自が瞑想し、学んだ内容(文意)を振り返ります。

 この一週間は、この一文を心に刻みながら、テーマに沿った実践に留意することで、体験学習との連携を図りたいと思っています。

 以上の取り組みを一週間に一つのペースで取り組む計画ですが、夏休みのラスト2週間を利用して、軌道に載せられたらと願っております。