『君たちは偉大だ―すばらしい自己に目覚める』を紹介します。

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 私が世田谷の学習塾で塾長兼講師として勤めさせていただいたとき、講習会での塾生を対象とした教材として、知識の伝達にとどまるのではなく、モチベーションアップにも繋がる何か面白い読み物はないものかと探して出会った本がこれです。

 

 講習では、私が朗読し、塾生は本を手元に置き字面を追い黙読するパターンと、塾生に順番に朗読させるパターンとを併用しました。

 教科書や塾の一般的なテキストではない書物を読むことを通して、ものの見方や考え方、更には人の生き方や人生の目的に至るまで、自分自身の血肉となる深い内容について学ぶことの楽しさ奥深さを体験させました。

 
 数年後、家業を継ぐために実家に戻りましたが、自分自身の子どもたちが小中学生になった時に、夜の反省会で読む教材としても使用しました。(※この、夜に子どもたちと行なう反省会のスタイルは、実は百瀬先生が提唱される「家庭ゼミナール」からヒントを得たものです。)

 

 果たして、その効果はというと、肯定的なものの見方考え方や主体性を持たせることには成功した様に思います。

 もちろん、『君たちは偉大だ』に加え、他にも船井幸雄先生が書かれた『13歳からのシンプルな生き方哲学』やロン・クラーク先生が書かれた『みんなのためのルールブック ―あたりまえだけど、とても大切なこと 』など、様々な書物を教材として使用したりもしましたが、小学生でも本質的な内容に目を向け、受け止めることが出来るんだという考えを持つきっかけを与えてくれたのは、他ならぬ『君たちは偉大だ』なのです。

 

 飽きっぽく横好きのタイプは同様の趣旨の本をあれこれつまみ食いをしてみるのも良し、根気強いタイプならばこれならこれと一冊に絞り、何度も何度も繰り返し繰り返し読み込んでいくのもまた良しかと思います。

 

 ここのところ、体罰問題で教育に強い関心が寄せられていますが、動機付けをするツールとして、この本は有効だと思い、紹介させていただこうと思い立った次第です。

 

● 百瀬創造教育研究所の公式サイト

http://www.momose-souzou.com/

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