月刊 En-ichi 2012年1月号 №260 を読んで

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 今月号に掲載された、立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科特任教授 倉澤 宰(くらさわ・さい)先生のインタビュー記事「地域の絆と奉仕の気持ち 生かした家族支援を」に強く心を打たれました。

 

 まず、社会の基礎単位であり、次世代によって再生されながら普遍的な「核」となる機能を持つ「家族」と、時代とともに変遷していく「家族制度」とを混同してしまっていることが、家族に関する議論を分かりにくくしてしまっていると述べられていて、なるほど、時代や制度がどんなに変わろうとも「家族」が大事なんだと、痛く納得しました。


 そして、家族の基本的な機能とは、①人間を育てること、②文化を継承すること、③安らぎを与えること。と述べたうえで、社会の中核は家族であることを社会全体が再認識し、地域のつながりを取り戻す取り組みは、「家族に目を向ける」ものにならなければならず、それがまた地域の基盤を作り上げるという内容に、改めて感心してしまいました。

 

 日頃、社会福祉協議会とタッグを組んだ民生委員活動を通じて、社会福祉の重要性を感じておりますが、上記で紹介した内容や他の内容によって、改めて、本当の意味での人々の幸福を支える社会福祉やボランティアなど、地域的なサポートにおける今後のあり方を教えられたような気がします。

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