心肺蘇生法の講習を受けました。

第一製薬発行「心肺蘇生法ABC+D」カード
第一製薬発行「心肺蘇生法ABC+D」カード

 未曽有の災難に見舞われた東日本大震災。そして、未だ収束の目処が立たないどころか、その惨状が次第に明らかになり、深刻度が増しつつある福島原発事故。毎日が死と隣り合わせの様な毎日で、ともすると悲観的な思いに襲われそうです。

 しかし、被災地の真っ只中でも、いや、被災地の真っ只中だからこそ、そこで暮らす人々は生命の尊さを実感し、皆、懸命に生きているいらっしゃいます。

 一方で、大きな被害の無かった地において、悲惨な事件や事故は後を絶ちません。また、少子高齢化は依然として進み、より一層の互助の精神が求められ、市民一人一人の社会参加が重要となっています。

 そんな中、民生委員を対象とした救急救命講習が行われ、私も参加してまいりました。

 

 講習では、AEDを用いた心肺蘇生法について学び、人形を用いての実技も行ないました。
 心に残った事を幾つか列挙します。

 

 ●救急車が到着するまでの時間(平均6分間)の救命処置が極めて重要。

 ●胸骨圧迫(手動ポンプ)により、心臓が止まった人の脳に酸素を送り続けることが重要。

 ●胸骨圧迫は決められたやり方がある。※乳首と乳首の真ん中を1分間に100回のリズムで、胸が4~5cm沈むように押し続け、疲れたら別の人と交代する連携が重要。

 ●AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)はあくまでも補助器である。

 ●AEDの電気ショックは、これによって蘇生させるのではなく、痙攣した心臓の動きをリセットして正常の動きになるように助けること。


 心肺蘇生法について詳しいことをお知りになりたい方は、こちらのサイトが参考になります。

 

【Wikipedia:心肺蘇生法】

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%82%BA%E8%98%87%E7%94%9F%E6%B3%95

 

【View hallow:知ろう心肺蘇生法】

http://www.xhotzone.net/vh/vh08061602.php

 

【広瀬歯科医院:胸骨圧迫】

http://homepage2.nifty.com/ireba/kyoukotualtupaku.html


 講習では、マウス・トゥ・マウス人工呼吸についても触れましたが、5年に一度の見直しによって変更があるかもしれない旨の説明がありました。

 その点について、現在は、どの様な動きになっているのだろうと思い、ネットで検索してみましたら、マウス・トゥ・マウス人工呼吸によって胸骨圧迫が中断してしまうので、マウス・トゥ・マウス人工呼吸無しの心肺蘇生法の有効性を説く動き(下記のサイト参照)もあるようです。

 

【PUSHproject:胸骨圧迫のみの蘇生法について】

http://osakalifesupport.jp/push/course.html

 

【シナジー:日本が世界を導く心肺蘇生法の新しい流れ】

http://syg.co.jp/public/jcs_ps3rd/index03.html

 

【アライブ!サプリメントカフェ:心停止で人が倒れたら胸骨圧迫を。マウス・トゥ・マウス人工呼吸は不要】

http://www.rda.co.jp/topics/topics2558.html

 

 一人でも多くの生命が救われることを願ってやみません。